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秋の山陰 つながりの旅(後半)

2010.10.2(土)〜4(月) 神戸→松江→石見銀山→松江→境港→松江→神戸



・松江市街観光
 3日(日)の午前中は一人で、午後からはピッコロの友人と一緒に松江市内を観光。11時過ぎから雨が降り出してしまったため、堀川めぐりは「ゆったり遊覧」というよりは、ジャングルクルーズ・アドベンチャーの様相。でも、それも楽しい思い出です。
 夜には本来の目的である友人の公演も鑑賞。しっかり感動させていただきました。
ユニバーサルホテルの部屋から 松江城 塩見縄手
今回宿泊した松江ユニバーサルホテル本館。安さもgoodだが、何と駅から歩いて約30秒!部屋から駅がばっちり。 友人が合流するのは午後からなので、午前中は下見を兼ねて、レイクラインでぐるっと町を1周することとした。 日本の道100選」の塩見縄手。それほど観光化されていないのが逆に新鮮。道100選は、選び方がなかなか面白い。
カラコロ工房金庫室 カラコロ工房内部 イベント実施中
旧日本銀行松江支店を改造して、飲食店や体験工房を入れた「カラコロ工房」。地下には金庫室が残っている。 昭和初期の建築物を、もとの雰囲気を残したまま改装し、観光客ターゲットの工房として使う。なんだかデジャビュ感が…。 この日は地元の商店街などでイベント実施中。本当は橋の上での綱引き大会も予定されていたが、雨で中止とのこと。
全国おでんサミットin松江 姫路おでん活躍中 松江おでん
宍道湖大橋のたもとで開催中の「全国おでんサミット」へ。たまたまNHKで取り上げられていたのを見て行ってみようかと。 兵庫県からは、生姜醤油をかけて食べる「姫路おでん」が堂々参加!ここ松江でも、1,2を争うほどの人気がありました。 ここは松江だからということで、私は松江おでんを賞味。葉物が入っているのが珍しいかな。この後、大雨になりました。
キッチンスタジアムらーめん神話 イザ松江城へ 松江城から見た宍道湖
12時に友人と合流後、松江駅下の北海道・神戸・出雲ラーメン複合店へ。出雲ラーメン、どこか和風で美味しかった。 松江と言えばまずは松江城でしょう、ということで松江城に登城。いかにも怪しい雲で、まさに風雲急を告げる感じ(かな)。 天守閣の頂上(?)から宍道湖方面を望む。三面が山に囲まれた閉そく感と、一面が湖に開けた開放感が松江の真骨頂。
堀川遊覧船 島根県庁
雨も小降りになってきたので、これまた松江名物の堀川めぐり(遊覧船)へ乗船。最後に乗り込んだところ、先頭をキープ。 歴史的な見どころあり、ジャングルクルーズ風の場所あり、突然民家やビルの登場ありと、変化に富んだコース。面白い! 堀川めぐりで一番スリリングなのは水面からの高さがない橋を潜るとき。電動で天井を低くして潜る。先頭だと本当に楽しい。
 ちょうど、映像で取った橋(甲部橋)を潜り抜けたあとから、本格的に雨が降ってきました。先頭にいたので雨を防ぐ術もなく、ひたすら濡れまくり。下船後は大手前発着場前にある島根県観光物産館で買い物をし、再度レイクラインに乗り、松江しんじ湖温泉駅前の足湯につかっていたけれど、雨は止む気配も無く、どんどん本降りに。仕方なく、松江しんじ湖温泉駅から松江駅までバスで向かったものの、その途中急に晴れ間が出てきました。秋の山陰の天気と女心は本当に分かりません。
 少しホテルでのんびりした後、友人の公演(「劇団Yプロジェクト「愛さずにはいられない」)を見に、松江市総合文化センター・プラバホールへ。それぞれの感動を心に得ながら、1人は大阪へ帰り、私ともう一人は松江に泊ったのでした。

・友人の案内で八重垣神社・境港へ
 4日は昨日まで公演に携わってきた友人の案内で、八重垣神社と境港を観光。写真がないのですが、お昼を食べたお店が安くておいしかったー。鬼太郎の街・観光地として有名になり過ぎた感もあるものの、やはり境港は日本有数の漁港だと実感。今度はじっくり滞在して、魚を食べつくしたいものです。
八重垣神社 かがみの池 江島大橋
最近、若い女性に人気らしい八重垣神社へ。木に結び付けられた大量のおみくじに、ちょっと怨念すら感じてしまったり。 早く沈むと早く結婚できるらしい。うちのお嬢さん方は割とすぐに沈んだものの、そうでない場合(笑)もあるようで。 大根島を通り抜け、江島大橋を渡って、境港へ。1.5キロほどの巨大な橋だが、構造は小さな橋に多いラーメン橋構造
境港水産物直売センター 境港駅 げげげの女房
さすが境港。全体的に安いし、変わった魚も多い。もと魚屋としてはテンションが上がる。あまり持って帰れないのが残念。 境港駅に。駅自体は手前の小さな燈台風建物で、後ろにあるのが観光協会などが入る「みなとさかい交流館」。 「げげげの女房」で更に注目を浴びた水木しげるとげげげの鬼太郎。観光波及効果もものすごいものがあるよう。
目玉おやじ清めの水 ねこ娘 ぬりかべ
妖怪神社にあるくるくる回る目玉。「目玉おやじ清めの水」というのだそう。童心に帰ってつい回してしまう。 鬼太郎のガールフレンド役・ねこ娘のブロンズ像。「境港のおいしい魚にかぶり付いている」という裏設定があるそうで。 巨体につぶらな瞳がチャーミングなぬりかべ。これも水木しげるがオリジナルで図案化したキャラクター。
水木しげる記念館へ マック鬼太郎・ねこ娘 直筆の鬼太郎・ねずみ男
水木しげる記念館は、彼の業績を学べるだけでなく、妖怪についても詳しくなれる。なかなか楽しい施設でおすすめ。 いいなあと思うのは、あまり著作権などにうるさくなく地元での活用を許していること。そこがネックの場合も多いので。 先生自身もいろんなところに落書きしたり、出没したりと、この状況をすっかり楽しんでいる様子。それが伝わってくる。


 今回の旅は、そもそもがピッコロの同窓生からのお誘いという「つながり」から発生したもの。
 同行した友人もピッコロ関係というつながりからでした。

 そして、石見銀山で感じた現代と江戸時代とのつながり。水燈路のバス待ちで自然発生した連帯感のつながり。
 おでんを介した兵庫県と松江とのつながり。雨の中の堀川めぐりで垣間見た水路と生活とのつながり。
 巨大なラーメン橋を介した島根県と鳥取県のつながり。地元愛から発した境港と水木しげるとのつながり。
 今回は、いろんな「つながり」を発見し、確認する旅だったのかなと、後からそんなことを感じたのでした。

 足立美術館、荒神谷遺跡、島根県立古代出雲歴史博物館、美保関、日御碕、隠岐、大山、
 とっとり花回廊、花見潟墓地、木次線、境港線…と、行くべきところ、行きたいところはまだまだ沢山残っています。
 「つながり」を頼りに、また近々訪れてしまいそうな気がしているのです。

 (2010年10月訪問、10月掲載)


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