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春の阪急レールウェイフェスティバル2009

上(全2回) 鉄道からめば ガラクタもすべてオタカラ



 最近、例の学校へ通学する関係もあって、急に乗る機会が増えた阪急電鉄。
 その阪急の工場開放+αのイベント「阪急レールウェイフェスティバル」春バージョンが、
 ゴールデンウィーク最終日の5月10日(日)に、大阪府摂津市にある阪急正雀工場で開催されました。
 汗ばむほどの陽気のなか、列車の試乗会に並び、ついついグッズを買ってしまい、工場では写真を撮り、
 一部でマニア的人気が高まりつつある「マナブンジャー」に出会い、と春の半日を楽しみました。
 写真だらけになってきたので、上下の全2回でお届けします。


・会場全体など
 阪急正雀駅から工場入口までは歩いて1分ほど。すぐ真横にあり、誘導の方も沢山おられるので間違うことはまずないでしょう。9時ちょっと前に行ったのですが、すでに入場は始まっており、グッズによってはすでに売り切れのものも…。結構早くから来ている人も多いようです。
要参加証 会場案内図 工場側面
入場には往復はがきによる事前申し込みが必要。締切はジャスト1か月前ぐらいの模様。鉄道模型運転体験やシミュレーションはすごい倍率らしい。 会場は真四角ではなく、線路が斜めに走り、場所によっては人であふれているため、多少分かりにくい。ただ、至るところに案内図が出ており親切。 広い会場ではないが、休憩所・休憩席が多数設けられていたりと、痒いところに手が届くイベント運営。民間企業のこういう姿勢は見習わないと。

・車庫線
 レールウェイフェスティバルならではの体験が、めったに乗ることができない電車に乗れること。今回は、列車に乗ったまま洗車が体験できる「洗車体験会」と、往年の名車である「P−6・900系乗車会」の2つがありました。また、マルチプルタイタンパーの実演や最近良く見かけるエコトレインも展示されていました。
6300系 洗車機通過中 ノズルまで撮れてました
洗車体験に使われたのは6300系。京都線特急専用の2つ扉オールクロスシート。これに乗ると「京都に行くんだな」という気分になったもの。 洗車体験の様子。1往復してくれるが、割と一瞬で終わってしまう。間近に来た時よりも、少し離れて遠くから見ている方が迫力あるかも。 人気のアトラクション(?)だが、収容人数自体が相当に多いため、待ち時間はほどんどない。ただ乗降口が1か所で、乗り降りに若干時間がかかる。
P−6 900系車内 日差しよけも木製
技術遺産として正雀工場で保存されている100系電車と900系電車の試乗会。鉄道博物館にあってもおかしくないような電車に乗れるのは嬉しい。 900系ならすぐに乗れますということで、900系に乗車。昭和5年に神戸の川崎車輛会社で製造との銘板が。阪急スタイルの原型となった車両らしい。 これも阪急ならではの日差しよけ。今はアルミ製だが、基本的な仕組みは変わっていない。じっくり考えてみると、阪急って確かに独特な車両ではある。
救援車 900系内部 直通運転記念トランプ
事故のときなどに出てくる救援車。これを始めてみたのは阪急六甲駅での列車衝突事故。わざわざ事故現場に行ったのだろうか?よく憶えていない…。 エコトレインのイラストってじっくり見たことがなかったが、実は結構かわいいし、面白い。ウマカケバクミコさんというイラストレーターさんの作品。 マルチプルタイタンパーの実演中。そういえば、「まるちぷるたいたんぱー」っていうキャラクターがいた漫画があったなあ…。今の人はもう知らないか。

・グッズ販売、廃車部品即売会・入札会
 鉄道ファン(テツor鉄ちゃんor鉄子)に大人気なのが、このグッズ販売関係。特に廃車部品は実際に列車に使われていたものであり、これを家に飾って、使われていた当時に思いを寄せる…というのはマニアとしては堪えられない喜びがあります。ただ、私でも「こんなものどうすんねん」というようなものまで売られていました。まあ、お楽しみください。
鉄道各社のグッズ販売 阪神や北大阪急行も 阪急プロムナード通り
阪急を中心に、阪神電車・北大阪急行・能勢電鉄などグループ各社が出店。新しいものが多いが、並んでつり皮や古い路線図が売られていたり。 その後の予定もあり、持ち帰りにくい大物を買う気はなかったのだが、北大阪急行のブースで見逃せないものを発見。つい購入してしまった。 車庫と工場の間が、廃車部品販売のメッカ。行先表示版の切り売りや電線で作られた文鎮、シート生地を使った座布団など、鉄道会社ならでは。
Hankyuセール 標識灯など 入札会・ヘッドマーク
Hankyuセールというのが廃車部品販売の中心らしい。駅の運賃表が1枚4,000円。大きい方は一人では絶対に持ち運べないと思うのだが…。 標識灯(レンズ)が3,000円。グラブハンドル(短)が500円。標識灯は中に電球を入れるといい感じかも。ハンドルもタオルかけなどに使えそう。 人気のあるものは「入札会」で。ちなみにお値段は、「もみじ急行」が最低入札価格なんと80,000円〜。行き先表示でも18,000円〜と20,000円〜。
車両番号板 製造所銘板、検査票 廃車セット、方向幕装置
いずれも最低入札価格25,000円〜。このあたりまでは、家にインテリアとしておいてあっても、「鉄道好きなんだな」とまだ理解される範囲かと思うが…。 製造所銘板10,000円〜。検査票3,000円〜。ハンドスコッチ(手歯止め。列車を止めておくもの)5,000円〜。なかなかディープな世界に入ってきた。 廃車セット(そう書いてある)50,000円〜。方向幕装置20,000円〜。廃車セット高い!その電車の歴史を一人占めできる気分になれるのだろうか。
中学生以下限定 王子公園駅 先頭扉
中学生以下限定ということで、社内番号板100円〜。心良い計らいだが、大人が子供をだしにして入札する危険性も…。まあ、考えても仕方ないけど。 なぜか王子公園駅の駅名標と案内看板2種が出品、いずれも10,000円〜。こんな大きいもの、普通の家では飾る場所がない…。鉄道カフェとかかなあ。 先頭扉15,000円〜。マニアはこれを部屋に置いて、この列車が風を切って走っていたときのことを思い出し、楽しい想像の時間を過ごすのでしょう…。

 (2009年5月訪問、5月掲載)



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