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CACSIN修行

インデックス&前史
1日目:2011.9.17(Sat)
KIX-PEK-SIN

2日目:SINトランジット中

 前夜は、友人たちと一緒に新神戸オリエンタル劇場で観劇。その後、演劇の感想などをネタに11時半まで三宮で飲み。帰宅は日が変わる頃で、この時点で、ほとんど何の準備もしておらず。そして、翌朝のMKタクシーのお迎えは6時15分。
 0泊3日ということで、とりあえず着替え一式と北京・シンガポールのガイドブックなど最小限の荷物を小さなリュックに適当にパッケージング。2時間だけ仮眠をとったのち、こんな気軽に海外に行っていいんでしょうかと若干後ろめたい気分を抱えつつも、関空に向かったのでありました。

1レグ目 CA162
KIX9:30-PEK11:50 Boeing 737-800
 3連休初日とはいえ、相変わらずあんまり混んでいない関空。使う立場としてはよいのですが、多少不安になってきますな…。
 CAは北京行き(CA162)と上海行き(CA164)が5分差で隣のゲートから出発。にもかかわらず、チェックインカウンターは別々だったりとか。正直混乱するし、お客さんが一気に来て混むような気もするのですが、何か経費的な問題とかあるのですかねー。いずれにせよ、ちょっと日系とは発想が違うようです。
CAはスターアライアンスなのに、JALサクララウンジのインビテーション。もともとJALがハンドリングをしていた名残だとか。期待が高まったのですが…。 うーん、カードラウンジをちょっと立派にしたぐらい。羽田や成田はもっと立派なのでしょうけど、これでJAL正規料金だったらちょっとさびしいなーという感じでした。 とはいえ、しっかりとワインとデニッシュパンとスープ(ミネストローネ)などは頂いていたり。白ワインは日本産でしたが、さすがにおいしかったですね。
737-800の前方8席がビジネス。8席に5名が搭乗しており、私の隣席はバックパックを持った日本人女性。修行尼っぽくはなかったですね(^_^;)。 機内食は「ビーフステーキ」という言葉に引かれチョイス。食べたところ、ステーキというよりは「肉の煮込み」的なもの。まずくはないものの、固かった…。 北京では沖止め。ビジネスのお客さんはVIPと書かれた連絡バスが到着口まで運んでくれます。エコノミーはほとんど立ち席なので、ちょっと偉くなった気分?

北京半日観光
天安門広場・王府井・円明園・オリンピック公園
 北京首都国際空港−(地下鉄機場線)−東直門−(地下鉄2号線)−和平門−(徒歩)−天安門広場・王府井−(地下鉄1、4号線)−円明園−(地下鉄4、10、8号線)−オリンピック公園−(地下鉄8、10号線)−三元橋−(地下鉄機場線)−北京首都国際空港
街中へは地下鉄機場線で。25元は現地の感覚からするとかなり高額。一旦ターミナル2にスイッチバックするため、意外と時間的ロスが大きく感じました。 当初予定していた「前門駅」ではなぜか降りられず、仕方なく「和平門駅」から天安門広場までてくてくと。写真はSMAPが記者会見をした人民大会堂。 私には天安門事件での印象が強い人民英雄記念碑。それ以来入場できなくなったとのこと。そして、手前の赤い旗には「和諧之旅」。時代は変わりました。
中国の綺麗な風景を流している…のではなく「新疆好地方」という新疆ウイグル自治区の宣伝。新疆への硬軟取り混ぜた対応はいろんなところで感じました。 10月1日の国慶節(中華人民共和国の建国宣言が天安門広場からなされた日)の準備なのでしょうか?巨大な仮設建造物が建設中でした。 一応定番的な写真を。昔に比べて団体観光客が減ったなーという印象。中国も個人旅行、家族旅行の時代に入りつつあるのかもしれません。
青空床屋さんなどが店を開いていた水路はすっかり修景されてご覧のとおりに。中国のこの12年間は、確かに大きな大きな変化の時代でした。 とはいえ、街中の公園で社交ダンス(というよりフォークダンス?)が突然行われていたりするのは、中国らしさだなあと。こういうのは残してほしいものです。 北京随一の繁華街と言われる王府井へ。スクラップアンドビルドが著しいようで、至る所に新しいビルと建築中のビル、閉鎖されて取り壊しを待つビルがありました。
王府井の新名所の一つ「王府井小吃街」。昔ながらの軽食が楽しめる屋台街。ものすごい人波に圧倒されるものの、吸い込まれるように中へ。 ヒトデとかサソリとかを串刺しにして売っています。サソリはなんと生きているものも。まあ「見せ筋」商品のようで、中国人でも食べている人は見かけませんでした。 一度食べてみたかった北京名物サンザシの飴掛け「糖葫芦」にチャレンジ。焼き小リンゴ的な食感。種が多いけど、甘酸っぱくてなかなか美味しい。
王府井でのんびりし過ぎたので、慌てて円明園へ。アロー戦争の際、イギリス・フランスに破壊されつくして廃墟化した庭園。廃墟マニアとして行くべきかなと。 この日は「国防教育日」なので、入場無料。円明園は「国主義教育重点基地」だそう。確かに、国防の大切さを実感させられる施設ではあります。 この薄気味悪い銅像が「円明園十二生肖獣首銅像」。その怪奇な姿にふさわしい(?)流浪の身。そして流出文化財返還という難しい問題も抱えている。
園内は大部分が修復されており、綺麗な景色が広がっているが、一部破壊された姿のままで保存された場所も。ただ、多少わざとらしかったり。 サンザシの実を観光客が争うように取っていたが、中国では公園内の果実も勝手に取ってよいのだろうか?人によっては枝を折って取ったりとかしていたが…。 入口から1.5キロほど延々歩いて、「西洋楼遺跡区」へ。正直、かなり疲れますが、いわゆる円明園と言って多くの人がイメージするのはここ。
円明園で一番有名な場所へ。西洋を目指した場所が徹底的に西洋によって破壊された。その歴史の矛盾と皮肉が、2011年の夕日に照らされる。 アジアとヨーロッパの関係に思いを寄せるとともに、これを100年以上、ずっとそのままほっておいた中国人の感覚は日本人には多少、理解できなかったり。 と考えつつも、茹でトウモロコシ(玉米)を食べたり、焼鳥を食べたりしているうちに、お腹もはり、時間もなくなり…泣く泣く北京ダックを断念しました(泣)。
北京でもう一か所来たかった場所「鳥の巣」へ。2008北京オリンピックのメイン会場。近くで見ると、確かによくこんなものを作ったなあという印象を受けます。 プールの「水立方」はまあ、それほど面白さもなく。万博パビリオンっぽいなとか。水立方のデザインを使ったお土産屋さんは見ていて楽しかったです。 お腹が空いたなーと思っていたところ、美味しそうな匂い。つられていったところ、オリンピック塔の右下に「奥林匹克公園美食広場」なるフードコートが。
事前にカードを購入し、それで支払って、最後に清算するパターン。まずはみんな食べていた「仏跳牆」にチャレンジ。美味しかったけど、多少、漢方薬風味。 あとは「坦々麺」と「ヒツジの丸焼き」を。味はそれなりでしたが、中国各地の料理をいろいろ楽しめますし、外国人にも優しい感じ(英語表記もあり)なのもgood。 食べませんでしたが、ロボットが作る「刀削麺」もあり、子どもにも大人にもなかなかの人気でした。上海万博でもロボットが作る料理というのがありましたな。

2レグ目 CA975
PEK23:30-SIN5:45 Boeing 767-300
 王府井、円明園、オリンピック公園とのんびりし過ぎてしまい、ほぼ2時間前ジャストの到着に。「中国の空港はセキュリティ検査が厳しいと聞いていたけど大丈夫かな」と思いきや、拍子抜けするほど簡単にセキュリティも出国も通過。
 そして、プライオリティパスをつかって、CAのファーストクラスラウンジへ。一番の目的は「シャワー」。ボーディングパスと引き換えで使わせてくれました。これがないと、0泊3日の旅なんてとてもできませんよね…。時間があまりなかったので、さくっとデザート系だけつまんで搭乗口へと向かいました。
ビジネスクラスなんですが、プライオリティパスでファーストクラスラウンジへ。他の人の感想によるとビジネスクラスラウンジも大差ないとのことではありますが。 さすが人海戦術の中国と言うべきか、受付の方がここまで案内してくれます。狭いですが綺麗で、必要なものは一通りそろっており、快適なシャワーでした。 椅子や調度は立派なものの、食べ物飲み物は(深夜だったのもあって)決して多くなく、時間もなかったのでちょっとつまんだぐらいで席を立ちました。
これも沖止め。いつもの癖か、根っからの庶民なのか、ついエコノミー用の移動バスに乗り込み(基本立ち席)。まあまあ、それも楽しかったりします。 ビジネスは2-2-2配列の全26席。2席に1人が座るぐらい。13ACと14ACはアテンダントさんが使うようでカーテンで完全に仕切り。日系ではあまりないかも。 かなり食べていたので、軽めということで「シーフードヌードル」を。麺はいまいちなれど、具のシーフードとスープは実に美味。麺だけを残して頂きました。

インデックス&前史
1日目:2011.9.17(Sat)
KIX-PEK-SIN

2日目:SINトランジット中



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