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神戸人が旅する神戸・その8 酒造りのまち (神戸市東灘区御影塚町・ 御影石町・住吉南町) 「神戸建築物語」の後半は酒蔵見学。震災によりその景色は大きく変わりましたが、観光を取り入れた新しい取り組みも始まり、酒どころ・御影は健在です。 |
種別:街歩き(酒蔵) |
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・行き方など 阪神電車利用が普通かと思います。阪神の南には、残念ながらあまりバスは走っていないのですが、歩いても徒歩10分以内です。 |
・周辺 工場地帯ですが、酒蔵の跡地を利用したと思われるマンションも多いです。 |
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・利用するのは 多くの酒蔵で試飲ができます(初春のこの時期は火入れをしていない生酒も楽しめます)。ということで、ここは車ではなく、ぜひ公共交通機関(or観光バス)で訪れてくださいね。 |
神戸建築物語、後半は灘の酒蔵めぐりです。ただ、酒蔵めぐりと言っても、実は震災前から残っている酒蔵と関連施設は市内には4か所しかありません。今回はそのうち、3か所を巡ります(ちなみに、今回行っていないのは「櫻正宗の門(魚崎郷)」)。実は、酒蔵を目的として回るのは震災後、初めてでした。震災前は、なぜか中高生の頃何回か行ったのを覚えています(なんでだろう〜)。その他にも何度か周囲は通っており、木造に加えてレンガ造りの酒蔵もある独特の景観でした。当時は55棟も残っていたそうです。 ちなみに、地酒ブームの現在でも日本酒の4分の1以上がこの灘五郷(今津郷、西宮郷、魚崎郷、御影郷、西郷)で作られているそうです。重厚長大産業が多い兵庫県にあって、独特の存在感を示しています。なぜこの地域がこんなに酒どころになったかというと、いくつかの条件が重なっているようです。「六甲おろしなど寒造りに適した気候」「ミネラル分が多い一方で鉄分が少なく、酒造りに最も適した『宮水』の発見」「播州の良質な米と急流による水車精米の発達」「丹波・但馬杜氏の技術」「樽廻船による江戸への運搬」などがあげられます。 一番に上げた理由「六甲おろし」。阪神タイガースの応援歌でもご存じの、六甲山から吹き下ろす冬の寒風です。これを最大限取り入れるために、多くの灘の酒蔵は東西に細長い形をしていました。残念ながら、これが、震災に弱かった一つの大きな理由だそうです。また、そもそも工場建築であるためそれほど頑丈には作られていなかったこと、台風に耐えられるように屋根に重い瓦を載せていたこと、空間を大きくとるために壁や柱も少なかったこと、梁の組み方が上下の揺れに非常に弱い組み方であったこと、などが震災に弱かった理由としてあげられました。その後、何か所かで当時の様式そのままの再建が行われていますが、そのままではとても地震に耐えられないことから、免震装置を備えた形で整備されているそうです。 その後、新設・再建を含め、多くの酒蔵が再生しています。神戸酒心館を代表格に、観光バスを受け入れて観光地としてがんばっているところもあります。こうした中で、より今の人のニーズに即した日本酒造りも行われていくはずです。個人的な感想ですが、日本酒は他の酒に比べ、料理やつまみ、シチュエーション、温度により、おいしかったりそうでなかったりする度合いが大きいと思います。その分、専門家や詳しい人が活躍する範囲も大きいはずです。神戸ならではの、伝統と革新性のある、新しい日本酒の世界をこれからも切り開いていってほしいものです。(2009年3月訪問、2009年3月掲載) |
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| ここから6枚は「瀧鯉蔵元倶楽部酒匠館」。震災でも残った。 | 鯉の滝登りにちなんだ銘。手造りで作っているとのこと。 | 一角に試飲カウンターがあり、低価格で様々な味が楽しめる。 |
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| NHK連続テレビ小説・甘辛しゃんのロケ地となった玄関。 | 最後の火入れに使われたのであろうか、大釜があった。 | もともと事務所だったため、窓わくにシャッターの跡がある。 |
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| 震災後に観光化した酒蔵の代表格である「神戸酒心館」。 | 震災後に再建された福寿蔵。壁面には影のアートも。 | 大桶の酒を、毎日一合ずつ飲むとすると87年かかるとか。 |
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| 福寿蔵の真横が直売所。お酒の解説もなかなか楽しい。 | 大吟醸生酒の量り売り。薄緑色が深遠な味を想像させる。 | 敷地内には料亭も。この日は法事があった様子だった。 |
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| 灘で唯一、木造酒蔵で醸造する「泉勇之介商店・灘泉」。 | 今はほとんど社長一人のみで作っているとのこと。 | 甘辛しゃんヒロインの佐藤夕美子さんの写真とサイン。 |
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| 灘で唯一倒壊をまぬかれた本蔵。柱を補強していたとのこと。 | 酒造りではコメは炊かずに蒸すとのこと。その理由は…・。 | 昔はこのラインが海との境だったそう。波除の名残がある。 |
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| 最後には「白鶴酒造資料館」へ。前蔵は大正初期の建物。 | 日本最大級の日本酒メーカー。オートメーション化している。 | 資料館はリアルな人形を使って分かりやすく酒造りを紹介。 |
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| 麹室。日本酒造りの心臓部であり、かなりの重労働らしい。 | 1階の休憩・直売スペースの横には当時の休憩室が再現。 | 試飲の生酒もいただいて、これにて神戸建築散歩も終了。 |