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吹雪のち曇のち快晴

はじめての宿泊1人スキー in 蔵王 2010.2.6(土)〜8(月)

 蔵王へスキーに行ってきました。
 2泊3日だったのですが、到着日は全国的に大荒れの天気だった日。山形空港への飛行機自体が「仙台空港に向かうか引き返す可能性があります」という条件運行でした。なんとか蔵王までたどり着いたものの、温泉街の中で方向を見失ってしまうような猛吹雪。リフトやゴンドラも次々に運休してしまい、とてもスキーができる状況ではありませんでした。夜に予定されていたイベント「雪と炎の饗宴」も45年の歴史で初めて中止。山間部の蔵王であっても、まさに歴史に残るような吹雪だったようです。
 明けて2日目。この日は決して天候は良くなく、朝と夕方にはかなりガスが出ておりコースが分からなくなることもあったのですが、風はだいぶ収まっていました。そして、ゲレンデには前日の新雪が積もっていて、最高のコンディション!所々に圧雪していないオフピステがあり、そこを滑るのも実に爽快でした。
 そして、最終日3日目は目を見張るような快晴!蔵王の2月でここまで快晴なのは珍しいそうで、地元の人々もびっくりするぐらい。特に蔵王山頂からは樹氷原と山形盆地、更には飯豊山地や朝日山地(月山)などが一望できました。1月中旬に一度崩壊してしまった樹氷(スノーモンスター)も前の週の吹雪で復活。まさに観光写真でみるような素晴らしい風景が広がっていました。
 今回はスキー自体が楽しかったのはもちろんのこと、蔵王の自然の奥深さに改めて触れることができた気がします。そして、図らずも蔵王の歴史的な瞬間(?)にも立ち会ってしまったわけで、今後ますます蔵王ファンになってしまいそうだなあとも思っているのです。(2010年2月訪問、2月掲載)


ルート

伊丹空港―(JAL)―山形空港―(エアポートライナー[乗り合いタクシー])―山形駅東口―(山交バス)―蔵王温泉・2泊―(山交バス)―山形駅東口―(エアポートライナー)―山形空港―(JAL)―伊丹空港


写真

条件付き運航 伊丹空港で搭乗 山形空港で降機
【条件付き運航】山形空港 雪のため仙台空港に向かうか引き返すことがあります 伊丹空港ではバスで飛行機まで(いわゆる沖止め)。関西は快晴だったのだが…。 山形空港は一面の雪。除雪しているのだろうが、滑走路にも相当積もっていた。
ターミナルビルまでは徒歩で 空港玄関付近 エアポートライナー
飛行機からターミナルビルまでは徒歩。通路の部分にだけ融雪剤がまかれていた。 ターミナルビルの周辺も一面の雪。本当に雪国に来たのだなあと実感。 駅までは乗り合いタクシー。路線バスは利用者減で廃止になってしまったとのこと。
蔵王温泉街 川原湯共同浴場 川原湯裏の湯畑
蔵王は吹雪。このときはまだ弱かったのだが…。雪道に慣れない車も多く大変。 蔵王の3公衆浴場の中でも湯質・雰囲気が最高なのが、この川原湯共同浴場。 お湯が湯船の下から湧き出している完全源泉かけ流し。いかにも効きそう。
酢川温泉神社 上湯共同浴場 共同浴場の中
1日目はスキーができずイベントも中止。2日目は天候も回復し、早朝から温泉へ。 宿から一番近い上湯共同浴場。ここもひなびた風情のある温泉。 誰もいなかったため撮影。下の方は『下足専用』になっている。川原湯も下湯も同じ。
温泉 夜が明けてきた 吹雪の後の蔵王温泉街
温泉の中を撮影したが…本当に何も見えない。木の床に木の湯船があるはず。 お風呂から出てきたらすっかり夜が明けていた。吹雪は完全に止んでいる。 雲の間からちょこっと青空も。今日は1日頑張って滑りまくろう。
上の台1 上の台2 上の台3
昨日は全く分からなかった上の台ゲレンデとコース・宿の関係がようやく判明。 温泉第3リフトの奥にはまさに水墨画の世界が広がっていた。 2日目は前日の吹雪で、最高の雪質。パウダースノーの新雪を堪能できた。
晴れ渡った上の台ゲレンデ ジュピア前 温泉が作った道
3日目は快晴!最終日だけど滑りまくらないととの意欲を強くするが、まずは温泉。 ジュピア前の雪灯篭とZAOの文字。夜には3色に光ってなかなか綺麗。 上湯前の道路は、溝から漏れた温泉で半自働に融雪していた。
山口餅屋 下湯共同浴場 除雪も終わった温泉街
1日目のお昼に行った山口餅屋も、今はあの吹雪の時が嘘のように落ち着いている。 公衆浴場の中で一番新しく綺麗な下湯。湯質も良いので蔵王初心者にぴったり。 高湯通りの雪もすっかり消えている。温泉を使った天然ロードヒーティングのよう。
温泉掃除口 ロッジイザワ スカイケーブルから
蔵王温泉は非常に成分が濃いので、ほっておくと湯の花で詰まってしまうのだろう。 蔵王の宿だったロッジイザワ。ゲレンデ直結でとても便利。食事もおいしかった。 スカイケーブル(ゴンドラ)に乗って、上の台から蔵王山頂・樹氷原まで遠征。
中央高原駅からダイヤモンドバレー方面 ダイヤモンドバレー内 中央ゲレンデ
中央高原駅からダイヤモンドバレー方面を望む。一瞬春の桜を思い出させる風景。 圧迫感こそないが、スノーモンスターよりも木にびっしりとついた樹氷の方が綺麗。 昨日は迷ってしまった中央ゲレンデも今日は快晴。三五郎小屋までばっちり見える。
パラダイスゲレンデ合流点 フニテルから 山頂から地蔵山方面
パラダイス第3リフトの合流点から樹氷原コースを眺める。これでも十分すごい。 山頂に行くために一度下り、フニテル(ロープウェイ)に乗り換え。窓側に座れた。 蔵王山頂駅の展望台から撮影した地蔵山方面。まさにスノーモンスター!
フニテル 地蔵山山頂 山頂のちょっとした広場
2本ロープのロープウェイ「フニテル」。次々運行でき、強風にも強いとのこと。 地蔵山の山頂+太陽。こういう写真が撮れるのはデジカメならでは。 山頂はちょっとした広場になっており、樹氷観光に来た一般観光客も多い。
蔵王地蔵尊 樹氷原コース1 樹氷原コース2
有名な蔵王のお地蔵さん。胸の上まですっかり埋まっていた。旅の安全を祈願。 いよいよ樹氷原コースを滑走。コースはせまいが、決して難しくはない。 飯豊山地や朝日山地もばっちり見える。観光写真の中を滑っているよう。
樹氷原コース3 菖蒲沼コース ジュピアとかまくら
テクニック的に面白いわけではないが、さすが蔵王の看板コース。十分堪能できた。 樹氷原を2回滑り、混んできたので上の台方面へ戻る。途中の菖蒲沼コースで撮影。 上の台のシンボルでもあるスキーセンタージュピア。大きなかまくらも作られていた。
蔵王温泉スキー場全景 蔵王温泉温泉街全景 スキー板とストック
竜山ゲレンデから。中央ロープウェイもフニテルも映っている。ほぼスキー場全景。 左の写真のつづき。温泉街を囲むようにスキー場があるのがよく分かる。 長い付き合いのスキー板と、今年デビューのストック。in 中央高原駅前。
名もなきリフトマンからのメッセージ さらば蔵王 山形空港からさようなら
『全国各地よりおこしの晴れ女さま あえてうれしいです 名もなきリフトマン』 午後2時をもってスキー終了。今回は充実したスキーを楽しめた。また来るね! 帰りも山形空港から。滑走路の雪はすっかりなくなっていた。

→リフト等搭乗記録へ(自分のための記録です)



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