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バスで気軽に徳島へプチ一人旅

2010.9.18(土)〜19(日) 神戸→(JRバス)→鳴門→(JR四国)→徳島・泊→(神姫バス)→神戸



 今年は昨年度にも増して、旅行に行っていません。
 5月の上海万博旅行以来、職場旅行は別として、4か月もブランクが空いてしまいました。
 ということで、県民演劇「AWA〜まぼろしの初恋〜」の観劇をきっかけとして、
 気軽なバス旅行にて、徳島県へプチ一人旅をしてきました。
 …ちなみに、来月以降、年内だけでも松江・富山・台北と、旅行予定目白押しです(笑)。


・1日目:大塚国際美術館・鳴門駅前
 今回の旅行のメインイベントがこの大塚国際美術館。西洋の名画を陶板に焼き付けて系統的に展示する巨大な美術館で、おそらく私がはまるのは間違いないため、開館時間(9時半)から閉館時間(17時)まで、ちゃんと1日を確保しておきました。そして、23年ぶりに、鳴門駅前でどさん子ラーメンを食べました。
神戸・徳島間高速バス すろっぴー 大塚国際美術館外観
三宮・高速鳴門間は約1時間半/2,750円。本当に気軽に来れるんですが、なかなかきっかけがないんですよね。 高速鳴門バス停から一般道までは距離と標高差があるため、無料のゴンドラで移動できます。エレベーターのような作り。 高速鳴門から美術館までは市バスで。ほとんどが地下に埋まっているため、外観ではその大きさが分かりません。
システィーナ礼拝堂 最後の晩餐 ヴィーナスの誕生とプリマヴェーラ
入ってすぐにあるのがシスティーナ礼拝堂(ヴァチカン)。実際の現地は人だらけで、こんなにゆっくり鑑賞はできません。 最後の晩餐(ミラノ)。現地は完全予約制・時間制限あり・部屋は密封状態。修復前後が分かるのも陶板美術館ならでは。 ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」「春(プリマヴェーラ)」。イタリアはフィレンチェ・ウフィッツィの至宝。
ポンペイ・秘儀荘 栄光のキリスト 民衆を導く自由の女神
ポンペイには行きましたが、この秘儀荘はメインの場所から離れているため行けていません。もう一度行かないと…。 スペイン・カタルーニャの「栄光のキリスト」。このスペイン旅行が初のヨーロッパへの旅行。印象もいまだに新鮮です。 上野の国立博物館に来た時には満員電車状態で、ルーブルでは部屋に二人(苦笑)だけで鑑賞しましたね。
晩鐘 大塚美術館と緑 夕暮れの鳴門駅
左下の「晩鐘」は記憶も新しい上海万博・フランス館で、これもじっくりと鑑賞させていただきました。 こんな感じで、現物を観たことのある作品がかなりありました。昔の旅行を思いだせるのは、この美術館の意外な効用。 閉館時間まで7時間近くいましたが、現代は超駆け足、テーマ展示は観れず。要再訪。ともあれ、バスで鳴門駅へ。
鳴門といえばNARUTO 札幌ラーメンどさん子 JR鳴門駅の土曜日の夕暮れ
NARUTOが鳴門市阿波おどりのポスターに。こんなのとか、こんなのとか、徳島県、密かにサブカル活用先進地です。 1987年4月、ここでJRの運転手さんからラーメンをおごってもらいました。運転台の横で話をしていて仲良くなったのです。 一人旅の中学生が怪しかったのかもしれませんが、今となってはいい思い出。JRになってからもう23年なんですね。

・2日目:バルトの庭・ドイツ館・霊山寺、あわぎんホール
 もう1か所、徳島で行っておきたかった場所が坂東俘虜収容所跡。日本で初めて第九(ベートーヴェン作曲交響曲第9番「合唱付き」)が演奏されたことで有名なのですが、もと切手収集家としては坂東切手も一度見てみたいなと。一番札所にさくっと立ち寄ってから、徳島市に戻って県民演劇を観劇。徳島ラーメンを食べ、金鳥まんじゅうをお土産に買って家路に着きました。
坂東駅 バルトの庭入口 バラッケ
徳島駅から18分で到着。簡素だけど綺麗な駅舎、気動車のディーゼル音、赤丸ポスト…郷愁を誘います。 バルトの庭には駅から徒歩10分…のはずが、多少大回り。この日はイベント日ということで、入場無料でした。 中はボランティアさんが非常に熱心に案内してくれます。収容所内で一つの経済単位が成り立っていたとのこと。
バラッケ内部 酒保と営倉が一緒 雑貨店と医院が一緒
ベットの片面が板張りになっているのが、プライバシーを守る上で重要だったとのこと。少しアウシュビッツのことを思い出す。 これは映画セットで、正面左手が「営倉」で、右手が「酒保」。酒保と営倉が一緒って、ホントだったら全く冗談だなあ…。 この「山口雑貨店」も右側が「吉田医院」。映画の世界ってこういうのが普通だそうです。舞台とはだいぶ違いますね。
坂東俘虜収容所跡 ばんどうの鐘から 大移動の経路
バルトの庭も鳴門市ドイツ館も実際の収容所跡地ではなく、跡地は「ドイツ村公園」となっています。 収容所跡の公園から、ばんどうの鐘を経由してドイツ館へ行けますとあったのに…これが道なき道。えらい目に合いました。 道にサルが出るわ、誰も通っていないのかクモの巣だらけだわ、延々と登ったり降りたりだわで、とんだ苦行でした。
鳴門市ドイツ館 ベートーベン像 売店のホットドックも本格的
ということで、ようやくたどり着いた鳴門市ドイツ館。第九シアターはともかく、貴重な資料を色々と観ることができました。 第九初演の地ということで、ベートーヴェン像。第九って本当に単純な作りだけど、訴えてくるものがすごいんですよね。 道の駅の売店でも、本格的なドイツソーセージを食べることができます。ジューシーなソーセージで美味しかったです。
一番札所・霊山寺 鳴門市章 インスパイヤ?
一番札所・霊山寺へ。観光ツアーでのお遍路さんや大きな荷物をしょった人など、やはり独特の雰囲気でしたね。 街を歩いていて、つい気になったのが鳴門市の市章。どこかで見たことがあるなあと思って調べてみたところ…。 鳴門市章と、上下左右を反転させた茨城県章とは、ほぼ同じ。もちろん単なる偶然でしょう。単なる偶然だと思うのですが...。
JR坂東駅の日曜日の午後 あわぎんホール AWA〜まぼろしの初恋〜
この坂東は「一番札所」「第九初演」そして「阿波一宮」と一番の溢れる街。爽やかな「はじまり」の空気がそこにあります。 「徳島県郷土文化会館・あわぎんホール」へ。近年改修をしたのか、名称・外観はともかく、現代的なホールです。 県民演劇のための宣伝看板も作ってあり、意気込みがうかがえました。出演者・スタッフの皆さん、お疲れさまでした。

 (2010年9月訪問、9月掲載)



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