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東京から大阪までの帰り道、シュークリームを食べに北海道・新千歳空港に寄ってきた。(2013.2.24)


 おじいちゃん・おばあちゃんの住む「田舎」が、大学の進学先が、出向先が、いずれも東京だったことにより、人生の中で何度繰り返したか分からない「東京・大阪(神戸)間移動」。日本第一の都市と第二の都市と結ぶ、名実ともに日本で最も需要の高い移動ルートであるため、各種夜行バスも含め様々な移動手段があるものの、需要の高さを反映して値段がなかなか下がらないというのもちょっと残念なところです。
 2月24日(日)、前日にお芝居2本を東京で見た後、さてどうやって大阪に戻ろうかといろいろと調べていました。茨城空港から神戸空港のスカイマークも一度使ってみたかったのですが、時間帯や利便性がいまいち。で、調べているうちに気が付きました。「今話題のLCCを使えば、北海道・新千歳空港経由でも、JALやANAの直行便とさほど違わない値段で帰れるぞ。」と。
 そして、新千歳空港には私が最も好きなスイーツ(笑)のひとつ、北菓楼のシュークリームが待っているのです!

経路
時間
航空会社
(便名)
価格(諸費用込)
東京(成田)→札幌(新千歳)
6:20 → 8:05
エアアジア・ジャパン
(JW8521)
2,980円
札幌(新千歳)→大阪(関西)
17:50 → 20:05
ジェットスター・ジャパン
(GK162)
8,940円

1 日曜早朝のエアアジア・ジャパン(JW8521)で札幌・新千歳空港へ

チェックインカウンター 早朝の機体 機内風景
マロウドインターナショナルホテル成田5:00発の早朝シャトルバスでターミナル2に到着。エアアジアのカウンターは一番端っこにあります。 飛行機まではバスで移動。バスへは優先搭乗や前方の席から呼ばれますが、結局同じバスに乗り込むため全く意味がないんですが…。 チーフさんの個人情報ぎりぎりのアテンダント紹介が実に面白く、「他社では味わえないエアアジアの旅を」存分に楽しませていただきました。

2 新千歳空港で朝からシュークリームを頂いて目的達成!

北菓楼のシュークリーム「北の夢ドーム」「夢不思議」 李禹煥「関係項−休息または巨人の杖」ほか 李禹煥「関係項−休息または巨人の杖」ほか
新千歳空港内の北菓楼イートインで無事、シュークリームを賞味。最近、全国各地でさまざまな美味しいシュークリームがありますが、やはり北菓楼は別格! 新千歳空港のターミナルビルは、もはやショッピングモール。北海道の様々なお土産や食を、気軽に、高レベルに楽しむことができます。 ターミナル内では気温の面では全く北海道らしさを感じないものの、外に出るとマイナス13℃。ここからバスで苫小牧に足をのばします。

3 ついでに新千歳空港からほど近い苫小牧市内も観光

ウトナイ湖 ミール ほっき貝
新千歳空港からバスで20分弱で訪問可能な北海道の大自然・ウトナイ湖。渡り鳥のサンクチュアリですが、全面結氷で白鳥はかなり遠くにしか見られず。 苫小牧にはなぜかロシアの宇宙船・ミールの実物(予備機)が。バブル時、経済が崩壊していたロシアから購入したものが、ここにたどり着いたようです。 苫小牧はほっき貝の水揚げが日本一の街。ほっき貝カレーなども有名なようですが、せっかくなのでおさしみで。独特の甘みがあり、美味しかったです!

4 日曜晩のジェットスター・ジャパン(GK162)で大阪・関西空港へ

ジェットスターカウンター ジェットスター機体 機内風景
温泉に入ったりしているうちに、わりとぎりぎりの時間で新千歳空港に帰還。ジェットスターのカウンターは意外とすいており、なかなか親切でした。 待合ロビーがちょっと外れた場所にあり、お店などはありません。ちなみに新千歳空港は、ピーチ・エアアジア・ジェットスターと、LCC3社が集う激戦区。 日曜日の夕方の便ということもあって、ほぼ満席でした。こうして日帰り北海道ができるのもLCCのおかげ。これからもサクッと行ってみたいですね。


[使用上の注意]
・今回は無事、何事もなしに終わりましたが、LCCは他のレガシーキャリア(JALやANA)に比べて、遅延のリスクがかなり高くなります。LCC国内線のフライト情報のページを見ていただければ分かりますが、1時間程度の遅延は毎日出ています。これにある程度臨機応変に対応できる基礎条件なりスキルなりがないと、ちょっと難しいかなと。
・いくら安く気軽に行けるとはいえ冬の北海道ですので、雪(吹雪)のリスクはあります。欠航のリスクは言うまでもありませんが、観光が全くできないリスクもあります。まあ、その時は札幌に行って地下街を楽しむとか、新千歳空港自体も十分楽しいので、それを楽しむとかになるのかなと。
・今回の成田−新千歳はバーゲンで買ったので、いつもこの値段で買えるわけではありません。ただ、エアアジア・ジャパンの早朝便はなかなか使いづらいことから、わりといつも安めの値段設定ではあるようです。逆に、ジェットスターの日曜晩便は観光等に便利であることから、そこそこに高額になります。新千歳−関空はまったく同じ路線をPeachも飛んでいるため、それと比較しておくとよいかなと。私がずっとウォッチしていた感じでは、概してPeachの方が高めでした。関西人に人気があるからなのかな。
・もうひとつ注意すべきは北菓楼で、シュークリームは超人気商品・生もののため、夕方には売り切れてしまうそうです。現に私が帰りにお土産で買って帰ろうと思った時にはすでに売り切れでした(午後4時ごろには売り切れました、とのこと)。私のように午前中に食べてしまうか、あるいは場合によってはとりおきもしてくれるそうなので頼んでみてもよいかもしれません。ちなみにイートインの座席はかなり少なく、混雑時には席取りも難しそうです。
・いずれにせよ、「シュークリームが食べたい」だけで北海道まで気軽に行ける時代が到来したわけで、LCCがライフスタイルや旅のスタイルを変えるということを身をもって体験させていただきました。ちなみに、過去5回の北海道訪問はなぜか全て冬なので、ぜひ次こそは、初めての夏の北海道を体験してみたいです!


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